イン・ハー・シューズ/2005年米
イン・ハー・シューズ/In Her Shoes
今までは、キュートな役だったり、おバカだったり、時にシリアスだったり
色々なキャメロン・ディアズを見てきましたが、今までとは違う彼女に出会えました。
トニー・コレットも、「シックスセンス」や「アバウトアボーイ」で見せたのとは、
まったく違う雰囲気。監督がいいのか脚本がいいのか、本人たちがいいのか…
姉妹の彼女たちの育った環境は、複雑で悲しいもの。そして色々なハンディキャップ…
自分の弱さを隠しながらも、傷つき、悩み、自分探しを始めるふたり。
姉妹という、すべてをお互いが知っているからこそ、温かくもあり、時に冷たく、
そして傷つけあったり。自分のコンプレックスがお互いの壁を作る…
私も女3姉妹なので、自分に当てはめたりして切ないシーンいっぱいです。
この映画の何が素敵って、この二人の姉妹はもちろんのこと…
後半に出てくる、素敵な人生の先輩方!
もう、微笑ましいシーンがいっぱいで、ついつい顔がほころびます。
いいシーンがいっぱいで、心が洗われます。こんな人生を謳歌したいなぁ
それから、この映画のキーワード、いっぱい出てくる靴!Shoes!(本当は違う意味?だけど)
憧れの「マノロ・ブラニクManolo Blahnik」の靴!!!一度は自分で買って履いてみたい!
それから「ジミー・チューJIMMY CHOO」あの華奢なヒール!
「コール・ハンColeHaan」のやわらかな革がたまらない!
大好きな「ナイン・ウエストNineWest」・・・靴好きにはたまらない映画だと思います。
自分にぴったりの靴Shoes(居場所)が、見つけられた時に自分の人生は最高の時を
迎えられるのではないかと思わせる、象徴的な存在でした。うまいです!
ふたりの環境の変化、心の変化で、だんだんと本来の自分?隠された自分を見出していく、
その過程を、ちょっと笑いあり、涙ありで、素敵に描いている作品です。
私がもし、自分の人生に疑問を感じたとき、この二人のように何かを見出せるかしら?
私はどう変われるだろうか?、と思う映画でした。
監督:カーティス ハンソン
製作総指揮:トニー スコット
原作:ジェニファー ウェイナー
脚本:スザンナ グラント
音楽:マーク アイシャム
出演:キャメロン ディアズ 、トニー コレット 、シャーリー マクレーン 、マーク フォイアスタイ
ン 、ブルック スミス
上映時間 131分
http://moviessearch.yahoo.co.jp/detail?ty=mv&id=323154
公式HP:http://www.foxjapan.com/movies/inhershoes/
