
きな子~見習い警察犬の物語~ / 2010年日
警察犬訓練士だった父と同じく、大好きな犬と触れ合いながら、訓練士になるべく生活を送るために訓練所にやってきた杏子。訓練士になつという夢は、幼い頃から憧れていたもの。だが、現実は、とても過酷で、訓練だけが仕事ではないと、身をもって知る杏子。想像以上に大変な仕事だった。訓練所にいる犬すべてが警察犬になれるわけではない。身体の弱いラブラドール・レトリーバーの仔犬<きな子>は、杏子にとって、自分を映すような存在だった。
訓練士見習いに夏帆。もわーんとした存在感に、ドン臭さ炸裂!笑。この子って、本当にこんな感じの子なのかな?だとしたら、ちょっと一緒に居たら、イラっとしちゃうかも。おっとりしていると思いきや、とても気が強くて、負けず嫌い。こういう子って居るよね…この子のモデルとなった子は、こんなキャラ設定でいいのだろうか?という余計な心配も。一生懸命に<きな子>を育てようとする姿は、とても勇敢で、応援したくなる。痛々しいけど。でもやっぱり、警察犬って向き不向きがあるのでしょうね。
そして、その「ズッコケ」なんてレッテル貼られちゃってるラブラドール・レトリーバーの<きな子>。訓練の甲斐あって、晴れて警察犬デビュー!なんて、そう簡単にはいかないもの。あまりのダメっぷりに、<きな子>はこういうことでなく、それこそ劇中にあった『アピール犬』として生きていくほうが性に合っていたのかも。<きな子>が成長することは、杏子の成長を意味するもの。香川の緑溢れる中、訓練の練習でなく、杏子と楽しげにじゃれあう<きな子>こそが、本当に姿であることに、ちょっと悲しささえ覚えました。
脇を固める、訓練所所長には寺脇康文。訓練士としての誇りと、厳しい態度で、犬達と接する姿は、本当に訓練士のようでした。こういう、役柄、とっても合っていました。常に厳しく…でも、時に優しさも上手に垣間見せる辺りは、本当に上手いなぁと思わせるのでした。そして、財政難の訓練所を護る、所長の妻には戸田菜穂。キレイどころの役柄が多い中、縁の下の力持ち的な役柄が素敵でした。男所帯の訓練所で、杏子が挫折し、悲しみにくれる時、いつも温かく見守ってくれる詩子。新しい戸田菜穂でした。
それから、子役の二人!広田亮平くん、むっちゃ大きくなりましたぁ相変わらず、妹を守る素敵なお兄ちゃん役!妹役の大野百花ちゃんは、生意気ながらも、かわいいところもある、コミカルな役を好演!していました。
この警察犬<きな子>の存在を知っていて、この子の地元での活躍を知っていたら、きっともっと楽しめたと思うのですけど、ちょっと物足りなかったです。<きな子>を警察犬に育てるべく見習い訓練士のがんばりも、何だか生ぬるい気がして仕方ありませんでした。実話を基にしていますが、よくありがちな感じで展開が読めてしまい、目新しさを感じませんでした。これなら、<きな子>本人の映像や活躍をまとめた、ドキュメンタリー風の方がよかったかも。
監督 小林義則
製作総指揮 -
原作 -
音楽 服部隆之
脚本 浜田秀哉 、俵喜都
出演 夏帆、寺脇康文、戸田菜穂、山本裕典、広田亮平、大野百花、遠藤憲一、浅田美代子、平田満
上映時間 113分
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id335850/
製作総指揮 -
原作 -
音楽 服部隆之
脚本 浜田秀哉 、俵喜都
出演 夏帆、寺脇康文、戸田菜穂、山本裕典、広田亮平、大野百花、遠藤憲一、浅田美代子、平田満
上映時間 113分
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id335850/