17歳の肖像 / 2009年英 | TDR&MOVIE

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17歳の肖像 / AN EDUCATION

成績優秀で、両親に大切に育てられたジェニー。
先生や同級生からも一目置かれる存在だった一人の少女が、偶然出会った男性デイヴィッドと恋に落ち、成長していく姿を描く。自分の周りには居なかった、魅力溢れる男性。大人の世界を、子ども扱いせずに見せてくれる彼。夢のような大きな世界観を持った彼を失望させてはいけないと背伸びをするが、やがて知ることとなる目の前の現実。心に大きな傷を負いながらも、その経験を過ちと思わずに、自分を強くさせるためのステップと前に大きく踏み出す。1960年代のイギリス階級社会の厳しさを垣間見れる作品。

アカデミー賞で主演女優賞にノミネーションされたキャリー・マリガン。実年齢はそれなりに上でしょうけど、女子高生役がむちゃくちゃお似合い!!そして、むちゃくちゃキュート!!場面ごとに変わるその表情豊かで確かな演技は、スクリーンいっぱいに映し出され、魅了されます。高校の制服姿では、とっても幼く見えるのに、ちょっとドレスアップして出かけるシーンでは、その幼さを残しながらも素敵なレディーに。まんざらでもない風な演技が、またとてもかわいぃ両親の言うことだけが真実と生きてきた彼女が見た新しい世界。保守的だった自分から脱皮していく様は、生まれ育った場所から出て、新しい未見の景色を共に描かれていきます。もし、私がジェニーの立場だったら、同じように怖いものナシに生きていく人生を選んでしまうだろうなぁたとえ、何か危険なものを感じたとしても、やらなかったことを後悔したくないから。

さて、そのジェニーの運命の人?年上の彼デウヴィッドを演じるのはピーターサースガード。ジェニーやその家族の前では魅力溢れる好青年。何の落ち度も無さそうな素晴らしい男性像。が、友人のダニーやヘレンの前では、コンプレックスの塊のような、二つの顔。その違いが見事に演じ分けられていて、見ているこちらとしては実にもどかしい。好きになった人の前ではいい顔を見せたいというのは普通の事。でも、彼は自分が傷つくことを恐れて、だんだんと現実逃避をしていきます。そもそも、何を以ってジェニーに近づいたのかは、はっきりとは語られませんでしたけど、ただ単に…ジェニーのあふれ出る魅力に惹かれたのでしょうね。

女子高生であればそんなふたりの関係を自慢し、ひけらかしたくなるもの。彼と出会って変わってしまったジェニーをどうにかしたいと考える女性教師スタッブスにオリヴィア・ウィリアムズ。ジェニーのためを思って、厳しい態度で彼女に現実を見ることをたしなめる…そんな彼女に真正面からぶつかるジェニー。人それぞれに見合った生き方がある。それが理解し合えなかったとしても…このふたりの絡み、凄くよかったです。

それに引き換え、ジェニーのパパ。あれほど、娘には学歴をと一生懸命だったのに、やっぱりこの時代は結婚こそ女の一生!なのですねぇそんな象徴的な流れは、痛々しかったです。

若い頃に経験したことが自分の人生に大きな影響を与える。新しいものや世界を見ることによって、得られる知識。そして、人間は危険なものになぜか興味を持ち、惹かれたりする不思議な生き物である。

監督 ロネ・シェルフィグ
製作総指揮 ジェームズ・D・スターン 、ダグラス・E・ハンセン 、ウェンディ・ジャフェット 、デヴィッド・M・トンプソン 、ジェイミー・ローレンソン 、ニック・ホーンビィ
原作 リン・バーバー
音楽 ポール・イングリッシュビー
脚本 ニック・ホーンビィ
出演 キャリー・マリガン、ピーター・サースガード、ドミニク・クーパー、ロザムンド・パイク、アルフレッド・モリナ、カーラ・セイモア、エマ・トンプソン、オリヴィア・ウィリアムズ、サリー・ホーキンス、マシュー・ビアード、アマンダ・フェアバンク=ハインズ、エリー・ケンドリック
上映時間 100分
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id335600/