アバター / 2009年米 | TDR&MOVIE

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アバター / AVATAR

<今回、レビューが長くなってしまったので、あらすじ的なものは割愛します>

映像の美しさや、こだわりは前評判の予想以上。
本編が始まってすぐの、宇宙船の中のシーン。
たくさんの兵士が、睡眠カプセル?に納められていた、あのスペースの奥行き!
思わず、何処を見ていいか戸惑うほどでした。
おかげで、ストーリーの序章、ジェイクのココまでに至る背景の字幕世見逃すことしばしば…汗
(なので、結局、その辺りを補うためと、映像を堪能するために、後日2回目観にいきました。)
そして、アバターの繊細な動き。特に目の動きには、本当に驚きました。
これが、監督ジェームズ・キャメロンの一番拘り、狙うところだったのでしょうね。
同じく、細かな描写として、下半身不随となったジェイクの脚の描写…凄いです。

4年の歳月をかけたとのことで、ジェイク演じるサム・ワーシントンは、若々しいですねぇ
『ターミネーター4』の、あの無骨な雰囲気よりも、まだ少年っぽさが残っています。
妙にナヴィ顔が似合ってしまうのも、ちょこっとヒラメ顔だから??
最初にアバターにリンクした時の、彼の喜びよう!
もう2度と、自分の脚で、大地を感じることが出来ないと思っていた彼が、
自分の感覚で、パンドラの土を感じる…あのシーン、大好きです。
諦めかけていた、自分の人生を、アバターで取り戻す。素敵な発想だと思います。
ジェイクがネイティリをはじめ、ナヴィたちと交流しながら、彼らの生き方や考え方に同調していく…
同じ生きる物として、当たり前の行動は、時に脅威ももたらす。
欲張りで自分勝手な人間たち(地球人)が、同じことを繰り返していく悲しさを、この作品に多く感じました。

ナヴィたちと地球人の間に、何の因果か立たされることになったネイティリ。
演じるは、『パイレーツ・オブ・カリビアン』のゾーイ・サルダナ。
彼女の存在感、実に素晴らしいですね。
素顔こそ出てきませんが、彼女の悲痛な心の叫びを感じれば感じるほど、
ジェイクと同じように、パンドラを守らなければいけないという気持ちに駆られました。
先住民ポカホンタスのように、心から自分の生まれ故郷を愛し、
守っていきたいという彼女をとても素晴らしい存在に感じました。
でも…ジェイクに惹かれちゃったのは、やっぱり、ちょっとまずかったんじゃん??
一応、ナヴィ族の王女、酋長?の娘でしょ??

この作品もそうですが、ジェームズ・キャメロン作品は実に女性が強い!宮崎駿作品もそうですよね。
今回、科学者役でシガーニー・ウィーヴァー。軍事へリのパイロット役にミシェル・ロドリゲスが出演。
彼女らもまた、本当に強く逞しく、そして真っ直ぐで…
その本能のままの行動は、本当に素晴らしいです。

その反面。
誰もが同じ地球人であるのにも拘らず、嫌悪感…な、スティーヴン・ラング演じるクオリッチ大佐。
軍事馬鹿!?というか、命令は絶対である!的考え方で、優しさもきれいごとも一切なし!
ある意味、こういう人が居るからこそ、大切にしなければならない何かを見つけられたジェイクみたいな存在もいるわけですが…
何か、ヒステリックというか、何なんですかね…まぁ彼もまた、お約束な終焉を迎えるわけですけどね。
私が観にいった回では、ナヴィに戦いを挑む軍人たちの決起集会!?
のシーンで、爆笑した外国人が居たのですけど、まぁ、観ようによっては、確かにお笑いでしたね。

当初、周りの友だち、みんな揃って、「青い人がキモイ」から…
と、この作品にあまり興味を示してくれませんでした。
むしろ、私はこのまるで未知な生物、ナヴィに興味津々だったのですけどねぇ
(結局、1回目を見終わった後、青い人には不思議と慣れてくるから大丈夫!
と言って、何人かには観にいくことを薦めました。)
リンクするとか、ちょこっと『マトリックス』的ですけどね。
ストーリーの背景にある自然との共生的なものは、
宮崎駿の『ソレ』的考え方に、インスパイアされているような気もしますが、
私の中では、この『アバター』という作品の世界観、凄く好きでした。
そこかしこに登場する、ロボットは、アバターにリンクできない、反アバターな軍人たちが、
自分たちの力を誇示するために利用し、保身に走る姿は、見ていて情けなささえ感じました。
心から安心をして住む所もない地球人は、こんな状況に陥っていても尚、同じ過ちを繰り返すのでしょうね。
『ポカホンタス』では、開拓人達に心を開きましたが、ナヴィはそうでなかった。
彼らは、自分たちの行く末を植物から大地から教えられ、共に生きようとしているから。

この作品を観終えて…この広い宇宙の中で、一番の脅威は人間だということ。
正に、エイリアンなのだと。

それから…
この青き生命体ナヴィで気になったのは…髪の毛の先のしょわしょわっと出てくる繊毛のようなもの。
アレ、凄く色々な能力を兼ね備えていそうですよね。
その感覚、自分で味わってみたいかも。
アバターでは大袈裟すぎるけど、パーマンのコピーロボットは欲しい!笑
そして…3Dは目が疲れる…涙

監督 ジェームズ・キャメロン
製作総指揮 コリン・ウィルソン 、レータ・カログリディス
原作 -
音楽 ジェームズ・ホーナー
脚本 ジェームズ・キャメロン
出演 サム・ワーシントン、ゾーイ・サルダナ、シガーニー・ウィーヴァー、スティーヴン・ラング、ミシェル・ロドリゲス、ジョヴァンニ・リビシ、ジョエル・デヴィッド・ムーア、CCH・パウンダー、ウェス・ステューディ、ラズ・アロンソ
上映時間 162分
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id334089/