ココ・アヴァン・シャネル / 2009年仏 | TDR&MOVIE

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ココ・アヴァン・シャネル / COCO AVANT CHANEL

ファッション・デザイナー『ココ・シャネル』の若き日を描いた物語。
孤児院で育ったガブリエルが如何にして、世界に名だたるデザイナーとしてデビューしたのか?
シャネルより衣装提供を受け、豪華に描かれるこの作品。
少女ガブリエルが、パリでサロンを開き、そのコレクションが発表されるまでに、
どのような経験をし、どのような生き方をしてきたのか、赤裸々に描かれる。
彼女の若き日の恋話を中心に、その半生がスクリーンで蘇る。

う~ん…正直…期待はずれでした。
何より、ココ・シャネルのその生き方が、どうしても受け付けませんでした。
彼女にとっては、嘘をつくことも、成り上がるためのひとつの手段。
将校エティエンヌには、囲っていると思わせておきながら、実は虎視眈々と自分にとっての最高のチャンスをうかがっている。
同性として、強い信念を貫こうとする、ガブリエルに対して、同意できる部分と受け入れられない部分とが交差し、
あまりにも自分勝手な彼女に、途中からは腹立たしささえ覚えました。

デザイナーでなく、歌手になることを夢見ていたガブリエル。
エティエンヌの根回しで、大きな舞台に踏み出せるかもしれないチャンスを得るものの、
花を咲かすことが出来なかったのは、やっぱり歌手としての才能はイマイチだったのかも。
その代わり、母から受け継いだであろう、お針子としての才能は素晴らしいものがあったようですねぇ
彼女が恵まれているなぁと思ったのは、ファッションに対しての鋭い勘と、
そして、何よりも彼女の周りに居る人が素晴らしいこと。
支えとなり力となり、彼女の才能を開花させるキーパーソンに恵まれたことは、本当に素敵だと思いました。
それを、彼女が気づいていたのかは、この作品中では描かれていませんでしたけど…

イギリス人の実業家ボーイ・カペルとの関係は、あまり深く掘り下げていないように感じました。
彼との出会いが、デザイナーココとしての大きな一歩を踏み出すきっかけとなったと思っていたので、
何か物足りなさを感じ、残念に思います。

今作。フランス製作とのことで、先に観たシャーリー・マクレーン主演の『ココ・シャネル」より丁寧に描かれているのかと思って観に行ったのですが…
正直、がっかり…でした。
同じ、彼女の若かりし頃の恋愛話を描いているのですけど、米版のほうが、ガブリエルをとても素敵に描いていたと思います。
オドレイ・トトゥ主演ということで、期待しすぎたのかもしれません。
同じく、ガブリエルを演じたバルボラ・ボブローヴァの方が、断然魅力的でした。

辛口となりましたが…
ココ・シャネルの成功を観に行こうと思って、足を運ぶのなら、是非シャーリー・マクレーン主演作を選ぶことをおすすめします。

それから、ガブリエルには妹だと思っていたけど、今作は姉に。
どっちが本当なのかしら??

監督 アンヌ・フォンテーヌ
製作総指揮 -
原作 エドモンド・シャルル=ルー
音楽 アレクサンドル・デプラ
脚本 アンヌ・フォンテーヌ 、カミーユ・フォンテーヌ
出演 オドレイ・トトゥ、ブノワ・ポールヴールド、アレッサンドロ・ニヴォラ、マリー・ジラン、エマニュエル・ドゥヴォス、レジス・ロワイエ、エティエンヌ・バルトロミュー、ヤン・デュファス、ファビアン・ベア、レシュ・レボヴィッチ、ジャン=イヴ・シャトゥレ、リサ・コーエン
上映時間 110分
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id333578/