7つの贈り物 / 2008年米 | TDR&MOVIE

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7つの贈り物 / SEVEN POUNDS

過去の事件により心に傷を負った謎の男ベン。彼には親友のダンにしか話せない、計画があった。
彼の謎の行動は、何のために?誰のために?
幼い時より、心臓の悪かったエミリー。
彼女の前に、突然現れたその男は、すべてを知っているかのように、自分の人生に入り込んできた。
いったい何が目的なのか、何をしようとしているのか?判らないまま、何かを感じるエミリー。
彼は、エミリーがどういう人間かを知るために近づいていた…その彼の計画のために…

主演はウィル・スミス。
映画の主人公でない、中の人「ウィル・スミス」はいつも陽気で、周りの人に笑顔をもたらす素敵な人。
しかし、今作では、その笑顔を見ることも無く、いつも苦悩に満ちた表情で、辛く悲しい…
今までで演じた役の中でも、一番負の力が多かったであろうこのベンと言う男。
まるで、本当にこういう男になってしまったかのような、重苦しい雰囲気が彼を包み込んでいました。

共演は、『RENT』のミミ役のロザリオ・ドーソン。とても魅力的な女性ですねぇ
戸惑いでいっぱい、そして自分の未来に不安でいっぱいのエミリーを素晴らしく演じています。
劇中では、微妙な歌声を披露していますが、実際は素晴らしい歌唱力の持ち主です。
もちろん、ダンスも素晴らしいのですが、今回は演技で勝負!

深読みし過ぎてしまって、途中途中、ラストの糸口を見つけるたびに、
あぁやっぱり、そうなんだ…そういうことか…なんて、超現実的に見てしまった私。
詳しく書くとネタバレになってしまうので、多くを書けませんが…
自分のしたことの罪滅ぼしに、自分には何が出来るか?そんな所が主題でしょうか…

最初の1時間くらいは、ずっと謎に包まれたストーリー展開。
何をしようとして、何を求めているのか判らない主人公ベンの行動に、何なの???と、問いかけたくなります。
同じように、彼と関わる人たちも、なぜ?何なの?あなたは誰???と戸惑うばかり。
この辺は、観客たちみんな同じような感情に陥ると思います。

フラッシュバックする、ベンの過去。
彼の背中の、その重苦しい出来事がすべてにつながっています。
何か、切羽詰った危機感のようなものが、ある意味不気味なオーラとなり、彼に覆いかぶさっていて、見ているだけで息苦しくなりました。
観る人によっては、彼の生き方に対して、同意できない人も居ると思います。
私は、どうかと言ったら、生きていることを大切にする生き方もあったのではないかと、彼に問いかけたいです。
確かに彼の行動によって、今まで生きてきた人生とは違う道を歩むことが出来た人が居たかもしれない。
でも、それが正しいのかと言ったら、どうなのだろう??
人間として生を受けた以上、その人生を全うすることも大切なことだと思う。
たとえ、自分の行動が、愛する人のためだったとしても…

賛否両論ある作品のようですが、ラストシーンがとても気に入りました。
ウィル・スミスの次回作は是非、明るい作品としてもらいたい。

監督 ガブリエレ・ムッチーノ
製作総指揮 デヴィッド・クロケット 、デヴィッド・ブルームフィールド 、ケン・ストヴィッツ 、ドメニコ・プロカッチ
原作 -
音楽 アンジェロ・ミィリ
脚本 グラント・ニーポート
出演 ウィル・スミス、ロザリオ・ドーソン、マイケル・イーリー、バリー・ペッパー、ウディ・ハレルソン
上映時間 123分
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id332665/