イキガミ / 2008年日 | TDR&MOVIE

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イキガミ

間瀬元朗の同名コミックの映画化。
この原作漫画、かなりハマりましたねぇなので映画化が非常に楽しみでした!
内容的には、楽しい話ではないけれど、引き込まれるのですよね…
「逝紙(イキガミ)」を受け取った、若者が残された24時間をどう生き抜くか…
ひとりの人間として、「国家繁栄維持法」というものに対し疑問を抱き悩む、
その配達人・藤本賢吾の心の葛藤を描いた物語。

1000人に1人の割合で18歳から24歳の若者があらかじめ設定された日時に自動的に死を迎える
仕組みになっている“国家繁栄維持法”。
その1000人に1人に選ばれるかもしれないという恐怖の元、生きることの意味を考えさせる。
ありえないようなこの法律は、物語の中では、不思議と自然な流れで、施行されているのです。

作中、3通の「逝紙(イキガミ)」が配達されます。
どの物語も、何故自分が選ばれてしまったのか?と、戸惑う青年たちが描かれていました。
原作には女性にも配達されているのですけど、この3つの物語はかなり印象深かったので、
代表的な話といってもいいのかも。

一緒に夢を追いかけていた友人との絆をも犠牲にして、ミュージシャンを目指す者。
母親の愛情に飢え、引きこもり、イキガミが届いたことにより、更に心にキズを負う者。
唯一の家族・盲目の妹の為に、自分の角膜を移植する決断する者。
それぞれの残された24時間は、本当に本人たちの望みどおりの結末を迎えることが出来るのか…

個人的には、ミュージシャンを目指す田辺翼の物語が原作でも気に入っていたので、うれしかった。
田辺翼役の金井勇太もよかったですけど、相棒役の塚本高史が抑え目の演技で、かなりよかったですねぇ
最期の歌声『みちしるべ』を歌う姿は、泣けました…
金井勇太と塚本高史の歌声と映像がシンクロする所、すご~くよかったです。
このストーリーを最後にどうして持ってこなかったのかな…
エンディングでの「フィルハーモユニーク」が歌う『みちしるべ』♬
心に響きました♡

そして、主演の松田翔太。
原作の藤本は、もっと頼りなげで不安でいっぱいな青年なのだけど、
松田翔太演じる藤本は、とても淡々としていて、苦悩に満ちているように感じましたねぇ
ストリートテラー的な役割だったので、もっと配達人として奔走する姿や、
彼の心の内を、ズームアップするストーリーが欲しかったかな。
それでも、松田翔太。これからが、とても楽しみな若手俳優さんのひとりとなりました。

原作ものの作品が映画されまくっているここ最近。
思っていた以上に、出来がよいと感じた作品でした。

監督 瀧本智行
製作総指揮 -
原作 間瀬元朗
音楽 稲本響
脚本 八津弘幸 、佐々木章光 、瀧本智行
出演 松田翔太、塚本高史、成海璃子、山田孝之、柄本明、劇団ひとり、金井勇太、佐野和真、井川遥、笹野高史、塩見三省、風吹ジュン
上映時間 133分
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id330769/
http://www.ikigami-movie.jp/