
世界中で愛されている、『ピーター・ラビット』の生みの親ビアトリクス・ポターの半生を描いた作品。
冒頭から、田園豊かなイギリスの郊外。
眩しいくらいの緑と山と湖と橋を渡るブルーベル鉄道…
それだけでワクワクしちゃいました。
監督は『ベイブ』のクリス・ヌーナン。
ビアトリクス・ポター役をレネー・ゼルウィガー!とくれば、絶対に観なくてはいけないでしょう♡
ヴィクトリア王朝時代という、女性は表にで出しゃべってはいけない!そんな堅苦しい時代に、
ビアトリクスは、大好きなお友だち、自分の描いたピーターたちと一緒に、
自分の自由をあまり得られないながらも、自分らしく毎日を楽しく生きていました。
その大好きなお友だちを主人公にした絵本を、なぜ彼女は出版しようと思ったのかは、
作中で多くは語られなかったのだけど、出版社の三男坊ノーマンと出会ったことにより、
その素晴らしい作品は、今、私たちが読むことが出来るに至りました。
半分くらいまでは、笑顔でいっぱいに満ち溢れ、素敵な素晴らしい景色と、
可愛らしい、ビアトリクスの描く動物たちが、動き回り、観ている私も、ずっと顔が綻んでいました。
でも、後半、彼女がどういった人生を歩んでいたのかを知らなかった私は、かなりショックでした。
その出来事があったからこそ、彼女が現在まで読み継がれていくような素晴らしい作品を
生み出すことが出来たのだなと、最後には納得できたのでした。
それから、子供時代のシーン。これがまた、とてもよかった!
この子供時代こそが、ピーター・ラビットが生まれた原点なのだなと♬
93分と短めの作品ながら、彼女の生きる姿が存分に描かれていたと思います。
これは、やっぱり、レネーとユアン、姉役のエミリー・ワトソン!この3人の演技力の賜物なのかと。
そして、ユアンって、やっぱり唄うまいなぁと。
ふたりがダンスをするシーンで唄う歌。「When You Taught Me How To Dance」。
いい曲です。
レネーの笑顔と、自分の作品対する真剣さとひたむきさに、心癒されました。
この映画を観て、ビアトリクス・ポターが素晴らしいナチュラリストであることも再認識することが
出来ました。
本当に、本当に素敵な作品でした。
監督 クリス・ヌーナン
製作総指揮 レネー・ゼルウィガー 、ルイス・フィリップス 、ナイジェル・ウール 、スティーヴ・クリスチャン
原作 -
脚本 リチャード・マルトビー・Jr
音楽 ナイジェル・ウェストレイク
出演 レニー・ゼルウィガー 、ユアン・マクレガー 、エミリー・ワトソン 、ビル・パターソン 、バーバラ・フリン 、マッティエロック・ギブス 、ロイド・オーウェン 、アントン・レッサー 、デヴィッド・バンバー
上映時間 93分
http://moviessearch.yahoo.co.jp/detail/tydt/id325867/
http://www.excite.co.jp/cinema/miss-potter/
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