
黒人社会を代表する社会派監督スパイク・リーの作品。
この邦題…で、想像すると、もっと軽いノリの映画なのかと思ったら、
様々な社会問題を含んだ、かなり複雑で、実は重い映画でした。
コメディタッチで描かれているので、観やすいのだけど…う~む。
ストーリーの本筋は…
内部告発をしたことによって、会社から突然の解雇を言い渡された超エリートのジャック。
お金の為、生活の為、元妻から種植えの依頼を受けたことから、子供の欲しいレズビアンたちにその噂が流れ、
たくさんの女性を妊娠させ、そのことで罪を問われるというもの。
こうして書くと、ジャックのしたことの是非を問うだけになってしまうのだけど、
映画の中でも、もっともっと彼の周りにたくさんの社会的問題がまとわりついたりして、
結構考えさせられるのです。
複雑な世の中を、如何に上手く、生き延びていくか?
倫理的観点から、お金の為とはいえ、自分の子孫を残す方法をとることが正しいのか間違っているのか?
人種問題や、同性愛、企業や経営者のモラルとか、いろ~んな問題がちりばめられています。
キワドイシーンもいっぱいで、そこまでやる必要が?
タイトルが原題も邦題も、ぜんぜん内容と合っていないのが気になるところ。
なんでこんなタイトルなのだろう???
でも、とりあえず、悪くない映画だと思う。
監督 スパイク・リー
製作総指揮 ジャン・カゼ 、ジャメル・ドゥブーズ
原作 -
脚本 マイケル・ジェネット 、スパイク・リー
音楽 テレンス・ブランチャード
出演 アンソニー・マッキー 、ケリー・ワシントン 、エレン・バーキン 、モニカ・ベルッチ 、バイ・リン 、ジム・ブラウン 、オシー・デイヴィス 、ジャメル・ドゥブーズ 、ブライアン・デネヒー 、ウディ・ハレルソン 、Qティップ 、ダニア・ラミレス 、ジョン・タートゥーロ 、キウェテル・イジョフォー 、ジェームズ・マキャフリー 、サバンナ・ハスケ 、イザイア・ウィットロック
上映時間 140分
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