
人には一生<運>というものが付いて廻る。
その<運>は、自分にとっていい方に向くのか、それとも悪い方へ向くのか。
英国上流家庭の普通の?生活(ものすごく、豪勢!)を垣間見ながら、そこに間違って入り込んでしまい、
愛欲に溺れる二人を、描いた作品。
この物語のキーワード<運>というものが、如何に人の人生を大きく変えてしまうのか、
アレンらしい解釈で物語が淡々と進んでいく…
それでも飽きさせないのは、映像が美しいから?それから、オペラの楽曲がいい感じで流れるのでした。
ちょっと、音楽の使い方は、ミンゲラっぽいかも。
途中まで、ウディ・アレンの作品ってすっかり忘れてしまうくらい、
アレン作品ぽく感じなかったのですが…
やっぱり、彼の作品の舞台は、NYのイメージだから?
それでも、今回のロンドンの景色がとても素敵に映っていて、さすがにアレンだなぁと思ったのでした。
物語にピッタリのキャスティング。
ジョナサンとスカーレットのシーンは、とてもドキドキさせられました。
ラブシーンももちろんだけれど、二人の隠密シーンは、バレやしないかハラハラ!
アレンの作品は、たくさんのメッセージがそこかしこに隠されているようで、
それを探しながら観るのも楽しみのひとつ。
サスペンスタッチながら、ちょっとした洒落が利いたシーンもあったりで、
クスっとさせられたりしたのでした。
ラストは、どっち?どっちに<運>は傾くの?と、画面に向かって問いかけている私がいたのでした。
そして、観終わった後、その<運>は、あの人にとって良かったのか悪かったのか…
切ない気持ちになったのでした。
日本で映像化するなら、スカーレット・ヨハンソンの役は小沢真珠で、間違いナシですねぇ笑
監督 ウディ・アレン
製作総指揮 スティーヴン・テネンバウム
原作 -
脚本 ウディ・アレン
音楽 -
主演 ジョナサン・リス・マイヤーズ 、スカーレット・ヨハンソン 、エミリー・モーティマー 、マシュー・グード 、ブライアン・コックス 、ペネロープ・ウィルトン 、ユエン・ブレムナー 、ジェームズ・ネスビット 、マーガレット・タイザック
上映時間 124分
http://moviessearch.yahoo.co.jp/detail/tydt/id324444/