
日本人には馴染みのない、「スペリングコンテスト」。
その文字の並びに、奥深いものがあり、その言葉には必ず元となる言葉が隠されている。
心を集中することにより、知らない言葉をも綴ることができてしまう才能を持った少女。
そして、その才能が開花した時、家族のバランスが崩れてしまう…
そしてもうひとつ、「宗教」。
ひとそれぞれの「宗教」に対する考え方と、価値観の違い。
何を信じるか、何を信じたいかで、家族のつながりにも影響を大きく及ぼす。
静かでゆっくりとした流れを感じる映像。
幻想的なシーンをCGで上手く表現していたり、宗教の神秘的な雰囲気を音楽と映像だけで表したり…
キラキラと光る万華鏡の奥に見えるもので、何か手に届かないものを表現したり。
全体的に、やわらかな雰囲気がかもし出されていて、とてもふわふわとした感覚に。
劇中「壊れたものは必ず元に戻る」と言う言葉が出てくるのだけれど…
事によっては、ありえないと思う。
この世のすべての事が修復できるものであれば、今のような世の中はありえないから。
そんな言葉は、きれいごとに過ぎない。
家族の中でも、本当の心の内を明かせない、それでもその心の内を明かしたい。
そういうサインを、如何に誰かが気づいてあげられるかは、なかなか難しいもの。
どんなに親しい関係であっても、本当の心の内と言うものは、本人にしかわからないものだから。
それでも、家族と言うものは、そういった微妙なバランスを上手に取ることが出来るからこそ
家族なのかなと。
この作品、あまり評判が良くないようですが、原作あっての映画なので、仕方ないのではないのかなぁ。
私は、かなり好きなタイプの作品であったのだけど。
監督 スコット・マクギー 、デヴィッド・シーゲル
製作総指揮 ジョシュア・デイトン 、アーノン・ミルチャン 、ペギー・ラジェスキー 、マーク・ロマネク
原作 マイラ・ゴールドバーグ
脚本 ナオミ・フォナー・ギレンホール
音楽 ピーター・ナシェル
出演 リチャード・ギア 、ジュリエット・ビノシュ 、フローラ・クロス 、マックス・ミンゲラ 、ケイト・ボスワース
上映時間 105分
http://moviessearch.yahoo.co.jp/detail/tydt/id323419/