
言葉で通じなければ、心も通じないのか?
心を通じ合わす術は、言葉でしかないのか?
メッセージ性のある映画なのだろうケド、監督の意図したところがわからない、
すべてモヤモヤとしたものを残したまま、終わってしまうこの作品。
はっきりいって、観なければよかったと思った作品のひとつになってしまった。
菊池凛子のノミネートだけが、一人歩きしている。
日本を、日本の若者を、そして障害者を屈辱しているとしか思えなかった。
申し訳ないけれど、なぜ菊池凛子が助演女優賞にノミネートされたのか疑問。
この作品を観て、一番にそう感じた。
確かに体当たり演技的なものはあったと思うけれど…
乳母の役を演じたアドリアナ・バラーザの方が、インパクトがあったし、
彼女の心の痛みが、とても印象に残った。
彼女のノミネートこそ、助演女優賞にふさわしいと思うし、注目されるべきだと思う。
彼女こそ、この作品の中で一番、伝えられなかった本当のことに傷つき、わだかまりを持ち、
心から叫んでいたと思う。
それから、ネタバレになるけれど、この3つの場所で起こる出来事の、最初の原因となるものを
作ってしまった、少年。
彼が心に負った傷を、どうやって誰がどのように癒して行くかの経過を組み込んで欲しかった。
それから、あの、メモは何て書いてあったの?
お母さんはどうして亡くなったの?誰が本当の事を言っているの??
中途半端に観客に何かを投げつけ、結局その意味するところもなく終わってしまう。
監督の、自己満足的映画。錚々たるキャスト、もったいない。
監督 アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
製作総指揮 -
原作 -
脚本 ギジェルモ・アリアガ
音楽 グスターボ・サンタオラヤ
出演 ブラッド・ピット 、ケイト・ブランシェット 、ガエル・ガルシア・ベルナル 、役所広司 、菊地凛子 、二階堂智 、アドリアナ・バラーザ 、エル・ファニング 、ネイサン・ギャンブル
上映時間 143分
http://moviessearch.yahoo.co.jp/detail/tydt/id325136/
http://event.movies.yahoo.co.jp/gw/2007/eiga/babel.php
公式サイト:http://babel.gyao.jp