
なんと、表現していいのか…
グロテスクでいて、美しく、そして官能的で、それでいて物悲しい。
冒頭のシーンの、あまりのインパクトに、このまま観ていいのか、止めるべきなのか戸惑うような…
あまりにもに切ない。
なぜ、この世に生を受けたのか探す旅のようでもあり、生まれてきた意味を、身を持って見つけるような、
そんな自分探しのような、物語でした。
絶対的な嗅覚を生まれながらにして備え、その使い道がわからぬまま、何年も過ごし、
そして、その才能を、生かすべきか殺すべきか…
人の死さえも、神から与えられた才能が為に、その罪をも罪とも感じなくなってしまう、
ある意味、人間的発想を超越してしまう、危険な才能。
現代でいうところの、「ニオイフェチ」的なところもあり、そしてストーカーチックでもある。
その罪を、罪とも思わない、純粋無垢な少年が、殺人よって、カリスマ的存在になり、
誰からも崇拝されることにより、その命を捧げてしまう。
すべての人が、その欲求を満たすことによって、秩序が乱れ、誰しもそうなりたいという願望で
満ち溢れた時、人は自ら破滅の道をたどる。
『花の都パリ』なんて、誰が言ったのか、この映画を観ると、いかにその昔パリが腐敗してた街で
あったと言うことがわかる、微妙な結末の映画でした。
如何に、今の時代が、幸せに満ち溢れ平和で満ち溢れているかを、感じ取れるような、
そんな映画でした、
監督 トム・ティクヴァ
製作総指揮 フリオ・フェルナンデス 、アンディ・グロッシュ 、サミュエル・ハディダ 、マヌエル・マーレ 、マーティン・モスコウィック 、アンドレアス・シュミット
原作 パトリック・ジュースキント
脚本 トム・ティクヴァ 、アンドリュー・バーキン 、ベルント・アイヒンガー
音楽 トム・ティクヴァ 、ジョニー・クリメック 、ラインホルト・ハイル
出演 ベン・ウィショー 、ダスティン・ホフマン 、アラン・リックマン 、レイチェル・ハード=ウッド 、アンドレス・エレーラ 、サイモン・チャンドラー 、デヴィッド・コールダー 、カロリーネ・ヘルフルト
上映時間 147分
http://moviessearch.yahoo.co.jp/detail/tydt/id326062/
http://streaming.yahoo.co.jp/p/t/00073/v01045/