大学2年の冬。
どこか旅行に行きたかったけど
どこも空いているわけがない。
だってその日はクリスマス。
彼が誘ってくれるのを待っていた。
絶対絶対自分からなんて
声をかけるものかと意地になっていた。
今思い返すと笑ってしまう。
笑える理由は2つ。
今も隣りにその彼がいてくれるから。
そしてステキなパンの思い出があるから。
イブ当日に探し当てた宿の場所は高崎。
東京から近くもないが遠くもない。
微妙に旅行気分は味わえない地域だった。
行った先でもまたケンカした。
何のことでケンカをしたのかは覚えていないが。
ケンカをした後には必ずといっていいほど
ひどく彼が愛しくなることを覚えたのも
この時が初めてだった気がする。
帰り道。
ケンカの後の気まずさを埋めるために
わざと遠回りをしたくって
一般道で帰った。
無言の中見つけたのが「アミラの店」
駐車場の広い大きな釜のあるお店だった。
彼は車の中で待っていると言った。
「何か食べたいパンある?」
「特にない」
入店して店内を見回した。
ソフト系が中心のお店だった。
ハード派の私はこのタイプのお店では
何を買ったらよいかわからなくなってしまう。
さんざん悩んで買ったのが
カレーパンとあんぱん。
レジでは「アミラさん」と思われる外国人の男性が
ニコニコしていた。
お会計を済ませるとアミラさんが
あるパンをプレゼントしてくれた。
「ウチのパン屋にはサンタクロースがいるんです」
お店を出るときには
「ありがとうございました」の代わりに
「メリークリスマス」のコトバをくれた。
車に戻ると彼がパンの袋をのぞいてきた。
「コレ食べたい」
「それはサンタさんがくれたものなの。
だから半分こしよ。」
仲直りのきっかけ。
あのクリスマスリースのパンは救世主。
あのパンがあったからこそ
今のわたしたちがあるのかもしれないと時々本気で思う。
ステキなパンの思い出は
けっして色褪せることはない。
いつでも新鮮。
まさにパンそのもの。
どこか旅行に行きたかったけど
どこも空いているわけがない。
だってその日はクリスマス。
彼が誘ってくれるのを待っていた。
絶対絶対自分からなんて
声をかけるものかと意地になっていた。
今思い返すと笑ってしまう。
笑える理由は2つ。
今も隣りにその彼がいてくれるから。
そしてステキなパンの思い出があるから。
イブ当日に探し当てた宿の場所は高崎。
東京から近くもないが遠くもない。
微妙に旅行気分は味わえない地域だった。
行った先でもまたケンカした。
何のことでケンカをしたのかは覚えていないが。
ケンカをした後には必ずといっていいほど
ひどく彼が愛しくなることを覚えたのも
この時が初めてだった気がする。
帰り道。
ケンカの後の気まずさを埋めるために
わざと遠回りをしたくって
一般道で帰った。
無言の中見つけたのが「アミラの店」
駐車場の広い大きな釜のあるお店だった。
彼は車の中で待っていると言った。
「何か食べたいパンある?」
「特にない」
入店して店内を見回した。
ソフト系が中心のお店だった。
ハード派の私はこのタイプのお店では
何を買ったらよいかわからなくなってしまう。
さんざん悩んで買ったのが
カレーパンとあんぱん。
レジでは「アミラさん」と思われる外国人の男性が
ニコニコしていた。
お会計を済ませるとアミラさんが
あるパンをプレゼントしてくれた。
「ウチのパン屋にはサンタクロースがいるんです」
お店を出るときには
「ありがとうございました」の代わりに
「メリークリスマス」のコトバをくれた。
車に戻ると彼がパンの袋をのぞいてきた。
「コレ食べたい」
「それはサンタさんがくれたものなの。
だから半分こしよ。」
仲直りのきっかけ。
あのクリスマスリースのパンは救世主。
あのパンがあったからこそ
今のわたしたちがあるのかもしれないと時々本気で思う。
ステキなパンの思い出は
けっして色褪せることはない。
いつでも新鮮。
まさにパンそのもの。
