
最初に言っておくと、僕は「ウサギ」という言い方があまり好きでは無い。
どこか、人間様がおりその遊び道具としてウサギという動物が存在するのだ、
というそんな目線で捉えたような呼び名であるような気がするからだ。
ウサギは言うかもしれない。「おいおい、私たちは天下一品のウサギなんだぞ。
足の速さでもかなうものはいないんだよ。生き物は殺さない。殺生なんて大嫌い
だ。ただ、草だけは食べさせてもらうんだ。これだけは譲れない。でもそれがあれば
あとは何でもいいさ。えっ?人間?う~ん、捕まえたりしていたずらしないならいい
よ。でも悪さをする人が多いからね。私たちは私たちで生きてゆくのが本当は好き
なのよね。独立し、完結したウサギなんだよ。でももし大切にしてくれるなら、私た
ちはあなたたちと暮らしてもいいよ。
だけど、本当に忘れないで。私たちはウサギとして生まれ、そうやって生きていくよ
うに長い間の知恵が体の中に沢山あるの。それを分かって。人間では無いし、犬
や猫ちゃんとも違うわ。小さな仲間から少し大きめの仲間まで体格は少しずつ違う
けど、みんな仲の良い友達なのよ。だからそんな色んなことを尊重してくれる?そ
れぞれにそれぞれの事情があるように、私たちは誰とも違うわ。それを無理に押し
つけたりは決してしないけど、分かってくれたと私が感じたら、その時は私が恋をし
た時なの。