僕は音楽を聴きたい時、機材に付属するリモコンは使わず、

本体に手で触れ操作することにしている。

メインスイッチやボリュームなどその機材が持つ

質感や手触り、押し込んだ時の感触なども含めて

音楽を楽しむことだと思っている。

 

機材を見た感じから受ける印象も大切だと思う。

この美しい容姿から今日はどのような音が聴こえて

くるのだろうか、その期待感は昂揚を促す。

 

そうは言えども、実のところ聴いているのは

その美しき音であり、旋律であったりする。

 

まず機材の配置はリスニングポジションからは見えない

所なのである。そして照明を落とし、目を閉じて聴くことにしている。

 

その闇夜のような場所に浮かび上がってくるものが

僕にとっての音であり、音楽という実態なのである。

 

 

初めに書いたこととは矛盾するようであるけれど、

機材の外観や質感は僕が聴いたり感じたりする

音には影響してはいないのだ。

 

書きたいことはそのこととはあまり関係は深くないのだけども

KAZZ.Mさんからとんでもない機材を譲っていただくことに

なった。上の画像、上部にセッティングしてある銀色に輝くパネル

を持つ パイオニア SACDなのである。

 

(その二 へ続きます)