
加藤和彦氏を語るほど
氏を知っているわけではないのだけれど
これはバカボンのパパのセリフをかりれば
「思い出そうにも忘れられない音楽」なのである。
氏を知っているわけではないのだけれど
これはバカボンのパパのセリフをかりれば
「思い出そうにも忘れられない音楽」なのである。
以前から「あの頃マリーローランサン」や
「ベネツィア」は聴いていた。
「ベネツィア」は聴いていた。
小説を読む感覚の詞、
ナイーブにして、おしゃれ感覚をくすぐる
ポップな旋律。
ナイーブにして、おしゃれ感覚をくすぐる
ポップな旋律。
この融合が得も言われぬ 独自の世界観を
醸し出してくれるのである。
醸し出してくれるのである。
そこに流れるエキゾチックな
センチメンタリズムは
レイモンド・カヴァーの短編を想起させる。
センチメンタリズムは
レイモンド・カヴァーの短編を想起させる。
何気ない日常におこる小さなどよめき。
この感情の揺れや仕草を小さな物語に仕上げる
安井かずみは言葉の老練な職人だった。
この感情の揺れや仕草を小さな物語に仕上げる
安井かずみは言葉の老練な職人だった。
私は吉田拓郎の「バーボンストリートカフェ」という
歌を聴いて作者はてっきり男性だとばかり
思っていた。
歌を聴いて作者はてっきり男性だとばかり
思っていた。
拓郎は、一緒にいてこんなに楽しい人もいなかった
とライブでコメントしていた。
とライブでコメントしていた。
楽しい人だったのだ、安井かずみは。
湿っぽくはない 女性 だったのである。
湿っぽくはない 女性 だったのである。
「あの頃マリーローランサン」を聴いて
その世界にどっぷり浸った私はいまだに加藤和彦氏と安井かずみの世界に
心を捕まれる。
『パパ・ヘミングウェイ』『うたかたのオペラ』そして
最終作「ベル・エキセントリック」は
氏の作品群の中でヨーロッパ三部作と呼ばれる。
最終作「ベル・エキセントリック」は
氏の作品群の中でヨーロッパ三部作と呼ばれる。
これを友人が 紙ジャケットで復刻されたから
聴いてみないかと貸してくれた。
聴いてみないかと貸してくれた。
もつべくは音楽好きな友人だ。
お盆にはこんな音楽の話題と情けない過去の過ち
をつまみに、一杯飲りたいと思っている。
をつまみに、一杯飲りたいと思っている。
それまで、ここしばらくはこの3部作で酔いしれることになるだろう。
最後に加藤和彦氏のメッセージを引用しておきたい。
* 1980年代というのは音楽が多様化を始めた頃であるが、
この三作は誰とも、何処とも、何とも似ていない。
音楽は文学と対等になり得るかを模索したもの
でもあるので、聴くと言うよりは感じてほしい、
そして三部総てに耳を通してほしい連作である。 *
この三作は誰とも、何処とも、何とも似ていない。
音楽は文学と対等になり得るかを模索したもの
でもあるので、聴くと言うよりは感じてほしい、
そして三部総てに耳を通してほしい連作である。 *