20代の頃読んだ
社内の社説に書いてあった
すごく印象に残っている。
「智と情」
というタイトルだ
「智に働けば角が立つ。
情に棹させば流される。
意地を通せば窮屈だ。
兎に角,
人の世は住みにくい。」
そう
夏目漱石の『草枕』の
冒頭の一節
・・・・
あー!
もう!
本当にそうで!!
自我を通せば
素直じゃないと弾かれ
素直になれば
自分が無いと罵られる
ほんとにこの世は住みにくいわよ!
じゃあ
どうしろというのよーーーー!
と
叫びたくもなる
(でもこの世が好きだ❤︎
なんかね)
・・・・・
この社説の作者は、当時の業務に
からめて
最後にこう締めていた
「人間同士で上手く生きていくには
角が立たないように智に働き、
流され無いように情に棹さし、
窮屈にならないように意地を通していく、
というバランス感覚にある
と読め、
相性の合わない関係者やお客様とも
どんな時も竹のようにしなやかでありたい」
と
私はまだ
そこまでは思えないけども
この当時の社説の切り抜きを
今も持ってて
今夜、
この社説のことをなんとなく
思い出してひっぱり出してきました。
20代の頃
社会や組織の中で
私なりに何かを感じつつ
駆け抜けていた頃のこと。
・・・ちなみに
漱石は、その後で
「人の世を作ったものは神でもなければ鬼でもない。
やっぱり3軒両隣にちらちらする其の人である。
其の人が作った人の世が住みにくいからとて越す国はあるまい。
あれば人でなしの国へ行くばかりだ。
人でなしの国は人の世よりもすみにくかろう」
と言っています。
漱石が生きた時代も
現代も
人って同じようね
人は自分でつくった現実より
遠くのものに楽園を求めがちで
遠くの楽園に行ったとて
自分でつくった国より住みにくいだろうにと
ならば
智恵を使って工夫し
自分のくにを住みよくしてみてはどうか
作者の解説からも、そう読み解ける気がしました。
・・・
この社説を読んだ時から
20数年が経つというのに
今だに、刺さります。
melody❤︎
