吉本ばなな著『ミトンとふびん』。

短編集。


大切な家族や友人を亡くしてしまった人のそれぞれの物語。


自分にとって大切な人を永遠に喪ってしまった経験があると、読みながら共感したり、心がだんだんと穏やかになったりするような気がしました。

その喪失感が癒えることはないのですが。


心に残った言葉。


失うものがないということがなぜか安心につながっていた


常に生活の全てが悲しみの重低音に覆われてる


こちらは連作ではなく、一つ一つのお話が独立してるので様々なパターンがありました。

私個人としては、連作であってほしかった。

それぞれの主人公のその先が気になりました。


吉本ばななさんの著書は10代後半に読んで以来。

独特の空気感があります。

たくさん書いてらっしゃるので、未読本に興味がわいてきました。