窪美澄著『朔が満ちる』。
カメラマンのアシスタントとして働く史也の幼い頃の記憶は、酒に酔った父からの暴力だった。
母親も父から殴られ、必死で妹を守った幼い史也。
父への憎しみが限界に達した時、13歳だった史也は…。
仕事で怪我をした史也は同じ空気を纏う看護師の千尋と出会う。
千尋と2人で過去に向き合い、お互いがかけがえのない存在となっていく。
虐待されていた史也があまりにも不憫だった。
最後まで父親を許せないのは当たり前で、許さないでほしいと思った。
逃げ出してでも子供を守ろうとしなかった母親にも腹が立ちました。
一番のクズは父親だけどね。
本書は、いつもの窪美澄さんの作品とは少し雰囲気が違うと感じました。
アメブロへの問い合わせの答え→やはり復元はできないとの事。
本日朝にupしたこの記事はまだ記憶にあったので、気を取り直して再度書きました。