伊吹有喜著『娘が巣立つ朝』。


高梨家の一人娘・真奈が婚約者の優吾を連れて実家に来た。

彼は好青年で、セレブ一家だった。


結婚の準備を進めていく中で、たびたび両家の意見の食い違いが出てきて、仕方なく真奈は我慢する。

一方、真奈の両親である智子と健一の仲もぎくしゃくし始めて…。


年齢的にも色々と共感できるストーリーでした。

結婚って、全く違う環境で育った二人だから、意見が違うのはあるあるですよね。 

しかも本書は経済的にも差があるので、費用をたくさんもつ新郎側の要望が強い。

惚れてしまったほうが我慢する傾向にあるということかな。


そして、長く夫婦をやっている智子と健一。

どちらの気持ちも分かるような気がしました。

だけどね、元気のない夫に気分転換させようと智子が映画に誘っても断るって…。

いい加減にしろって言いたい。

自分一人だけが楽しくないと思っちゃいけない。

年を取れば楽しい事なんて自分達で探さなきゃいけないんじゃないの?

他の女性の前では笑顔を見せるくせに。


一生懸命楽しくしようと智子が努力するのに、「自分の機嫌は自分でとってくれ」と答えた健一。

なんだそれ?

あんたの機嫌を私がとってあげてんだよ💢

家の中の空気が少しでも良くなるように!


なんだか、色々と盛りだくさんの1冊でした。

結末は、それでよかったんだと思う。

だけど、真奈はこれからたくさん苦労すると思った。