岩井圭也著『夏の陰』。
殺人犯の息子の岳は、誰にも知られないよう息を潜めて生きてきた。
岳を支えるものは剣道だけ。
その剣道を通して出遭った人物は、父が殺した警察官の息子・和馬だった。
そんな二人が剣道で向かい合うことになり…。
加害者の家族が世間からどんな目で見られるか?
これまでも色んな作家さんの本で描かれたように、辛いものだった。
だが、被害者家族も同情だけではない目で世間から注目される。
事情は違うが、どちらも子供らしい学校生活はおくれなかった。
普通の生活をしていても、一瞬にしてその平凡な幸せが壊れる様が描かれていた。
そして、最後のページで「そうだったのか」と鳥肌がたった。
なんか、泣けてくる。