武田惇志・伊藤亜衣共著『ある行旅死亡人の物語』。


行旅死亡人とは、身元不明で引き取り手のいない遺体を指す法律用語である。


著者が発見した行旅死亡人の特徴。


本籍(国籍)・住所・氏名不詳、年齢75歳ぐらい、女性、身長133cm、中肉、右手指全て欠損、現金34,821,350円


さっそく取材をはじめると、身元不明でありながら、田中千津子という名前があり、住んでいたアパートで亡くなり、年金手帳なども遺されていた。

しかし、住民登録がなく、本人確認がとれないため、行旅死亡人となっていた。


部屋に遺されていた「沖宗」の印鑑を頼りに、田中千津子さんの素性を探り、人生をたどっていく。


田中千津子さんがなぜこのような大金をもっていたのか、なぜひっそりと暮らさなければならなかったのか?

先が気になり一気読みでした。


亡くなっても覚えていてくれる人がいる。

それはとても大切な事なんだと感じます。