深水黎一郎著『美人薄命』。


初読みの作家さん。

叔母が置いていった本がたくさんあり、その中から読んでみた一冊。


大学生の磯田総司はフィールドワークの一環として、独居老人に弁当を配達するボランティアに参加する。

当初は単位のためにしぶしぶ参加したのだが、メンバーの中にかつて憧れていた同級生・沙織を発見し、続けることにした。


総司は弁当を配達するうちに、老人達の見た目からは想像できない一面があることを思い知る。

中でも、片目の不自由な老婆の内海カエとは親しくなり、凄絶な半生を知ることとなる。


中盤以降の以外な展開の連続に、何度か驚かされました。

大学生の総司は、どこにでもいる若者なんだけど、いいヤツじゃん!と思った。

さすがカエお婆ちゃん!見る目がある。

最後はせつなかったけど、あの時代なら仕方がなかったのかもしれない。


期待せずに読んだけど、よかったです。