キム・ミンジュ著『北朝鮮に出勤します』。


著者は2015年〜2016年の一年間を開城(ケソン)工業団地で働いた。

開城工業団地とは…南北経済協力事業の一環として、北朝鮮南部・韓国との軍事境界線付近に設置された南北共同の大規模工業地帯の事。


著者が働いていたのは10年前になるけど、今も北朝鮮の人々の暮らしはそんなに変化はないような気がしています。

ひとりひとりは、きっと私らと何にも変わらないけど、二人以上になると、口をつぐんでしまう。

韓国人と親しくすると、精神教育という名の暴力を振るわれる。


たった一年間だけど、少しずつ絆を感じ始めていた著者。

しかし、北朝鮮が核実験やミサイル発射実験を行い、開城工業団地は操業停止に陥り、南北関係の悪化に伴い、北朝鮮当局により爆破された。


海の向こうのお隣の国。

知らないことだらけで、驚くばかり。

なんとも言えない読後感でした。