垣谷美雨著『空き家と移住』。


都内で同棲している史緒里と大河は、いつか自分達の家を持ちたいと思っているが、予算オーバーで買えない。

それならと、空き家なら買えるのではないかと思うのだが…。


一方、田舎の実家の処分がなかなかうまくいかない星野路代は、不動産を通して売買するのを諦め、様々な田舎の魅力をブログで発信し、内見したいという史緒里と大河を精一杯もてなす。


都会育ちの人には理解できないかもしれないけど、ここに描かれている田舎はほぼ本当のことです。

誰にも話した覚えがないのに、私や夫の勤め先や息子がどの大学を出たとか、ご近所さんみんな知っている。

だから、私は息子が結婚した事をずっと父に口止めしています。

最近は父が入院してるから、実家の様子を見に行ってるけど、その度にびっくりするような事がたくさんあります。


都会なら嫌な人とは距離を置くこともできるけど、田舎だと、嫌でも付き合わないといけないこともある。

そこのとこ、うまく描いてありました。

しかし、結局何も解決しない終わり方だったので、そこはモヤッとしました。