小野寺史宜著『町なか番外地』。


江戸川の縁にあるアパート、ベルジュ江戸川。

1DKが二室と2LDKが二室の2階建て全四室。

ベルジュ江戸川に住む人達の物語。


住人達は挨拶する程度で付き合いはないが、それぞれの人生は色々あると言えばある。

よほど親しくならないと、色んなことを言わないだけで、みんなそれぞれに抱えている。


作中で、妻が夫に放った言葉。


夫婦ってね、基本、一緒にいるのよ。いられるようならいるの。いるように努力するの。友だちは、一緒にいて楽しくなくなったら、会わないようにすればいい。極端なことを言えば、そのまま二度と会わなくっていい。そんなふうに別れてもいいんだと思う。でも夫婦はそうはいかない。ちゃんと別れるまでは、ちゃんと努力するの。


こうしてきちんと言葉にされると妙に納得。


たまに読みたくなる小野寺史宜さん。

何でもない日常を描かせたらホント、最高にうまい。