岩井圭也著『暗い引力』。
短編集。
初読みの作家さん。
ブロ友さん達の評判が良いので、図書館で探してみて、この作品しかなかったので借りてみました。
どのストーリーもそれぞれにゾワッとするんだけど、特に印象に残ったのは『堕ちる』。
海外でキュレーターになる夢を諦め、地方の美術館で働くことになった主人公。
そこで出会った藤代恒彦という画家の作品に心奪われる。
この素晴らしい画家を世に出したいという思いが、いつしか自身の出世欲となり、堕ちていく。
超えてはいけない一線。
どこでどう間違えばこうなってしまうのか。
なんとも言えない読後感でした。
今回は短編集だったので、次は長編を読んでみたいです。