伊与原新著『宙わたる教室』。

実話に着想を得た作品。


東新宿高校の定時制に通う生徒たちは様々な事情を抱えていた。

文字の読み書きは苦手だが、数字に強い岳人。

学校に通えなかったアンジェラ。

起立性調整障害の佳純。

中卒で集団就職した70代の長嶺。

彼らを集めて科学部を作った顧問の藤竹にも色んな想いがあった。


少しずつ部員が増えて、みんながそれぞれの役割をこなり、一つの目標に向かってまとまっていく様子がとてもよかった。

久しぶりに胸が熱くなりました。


第三章の「オポチュニティの轍」。

全然知らなくてググってみました。

オポチュニティの生涯、すごくせつない。

一人でよく頑張った。

そして美しい。

そう言えば、作中にも出てきた『オデッセイ』、マット・デイモンが好きで見に行ったんだった。


藤竹先生の言葉。

人生こそ、自動的にはわからない。

正解の扉はない。

入った部屋で偶然に誰かと出会い、あれこれ手を動かしてみて、次の扉をえいと選ぶだけです。

沁みるなぁ。


作中で、様々な科学の実験が行われるけど、だいぶ難しくてイメージできなかった私。

ですが、なんと、ドラマ化決定だそうです。

実際に映像で見れるので楽しみです!