南木佳士著『医学生』。
初読みの作家さん。
保奈美さんの番組で紹介されていて気になった。
新設間もない秋田大学医学部に集まった医学生たちの物語。
両親が開業医である和丸、無医村に医者をと期待される京子、フラフラとつかみどころのない雄二、教師を辞めて医者を志す修三。
解剖に外来実習にと、そのつど色んな思いに戸惑いながらも自分の生き方を探っていく。
そして彼らの15年後は…。
医学生も、医者になってからも、本当に大変な仕事だなとと思いました。
解剖実習に入った修三が「死が自分の人生の先に待ち構えている絶対的な事実なのだ」と意識する場面があった。
私も心の奥底にそんな思いがある。
なんだか、分かっているけど、さびしいよね。
医学生の青春小説。
作者の南木さんが医者なので、当時を振り返りつつ執筆されたようです。
かなり前の作品ですが、古臭く感じず読めました。