垣谷美雨『墓じまいラプソディ』


「夫の墓には死んでも入りたくない」。

義母の遺言から始まった墓問題。

それは親類や子供たちを巻き込み、墓の必要性などを考えるきっかけになっていく。

また、夫婦別姓問題に悩む姉妹の選んだ道は?


私も一人っ子で嫁いだ身なので跡継ぎがいません。

作中で寺の住職が語る場面で…。

これからどんどん少子化が加速していくので墓を守れる人がいなくなる。

山間部の町の半数近くが無縁墓になっている。

放っておいても事実上の永代供養が進行している。

確かにそうだし、もう私もあまり深く考えるのはよそうと思って気がラクになりました。

ひとまず父は地元に納骨し、永代供養。

私ら夫婦は息子が足を運びやすい街中の納骨堂にしようと考えています。

その後のことは…もう知らん!

どうにかなるでしょう。


垣谷さん、やっぱり好きです。

スカッとしました。