群ようこ著『しあわせの輪 れんげ荘物語』
れんげ荘物語シリーズ第八弾。

キョウコは相変わらずの生活。
兄夫婦も甥と姪も健やかな日々を送っている。
キョウコは久しぶりに風邪をひくが、安静にして数日で完治する。
…が、今はよくてもこの先歳を重ねるにつれ、大病したらどうなるかと不安になる。
そんな時、お隣のクマガイさんは、知り合い三人が立て続けに亡くなったと元気がない。

前半はネコの話ばかりだったので、なんとなく飛ばし読み。
正直もう飽きた笑。
後半は身につまされると言うか、私も少し前から考えてる事だったので、共感した。
自分の周囲から一人、また一人と、人がいなくなる現実。
自分の最期をどうするのか問題。
なんだか考えてしまう、色々と。

それにしてもまだ働ける年代のキョウコさん。
一生分ではなく二生分頑張ったと言ってるけど、なんだかね、初めの頃は興味津々だったけど、ちょっとイラッときた笑
健康で知識も豊富にあって、まだまだ引退するにはもったいない。
ボランティア活動も無理なのかなぁ。
人との面倒な関わりが嫌なんだろうけど。