貫井徳郎著『紙の梟 ハーシュソサエティ』。


ここは、人を一人殺したら死刑になる世界。

死を持って償う、子の犯した罪は親が償う…など、日本人の美徳が、極端な方へ向かってしまった。


1話目の「見ざる、書かざる、言わざる」は犯人がすぐに予想できたので、貫井さんにしては物足りないと思ってしまった。

…が、続けて2話目3話目と読み進めていくと、もう読むのをやめられなかった。

特に3話目の「レミングの群れ」は、結末で心底ゾッとした。

え、マジで?すごすぎるというか恐ろしすぎる。

そして第二部の「紙の梟」は、最後にタイトルの意味を知り、そうだったのか…と。


死刑制度などの社会問題をテーマに描かれたミステリー小説だと思いますが、色々と考えさせられました。

やっぱり貫井さんはすごいな。