彩瀬まる著「新しい星」。

連作短編集。


大学時代に合気道部に所属した男女4人の人生。

青子は、産後すぐに子供を亡くした。

茅乃はガンを患い、娘との事で思い悩む。

玄也は仕事を辞め引きこもり中。

卓馬はコロナ禍で実家に帰ってしまった妻と気持ちがすれ違う。


一人一人の人生が辛くてせつなくて。

後半は涙がとまらなかった。

誰かのかわりになることはできないけど、寄り添うことはできる。

昔からの仲間っていいなぁ。

学生時代の友人達を思い浮かべながら読みました。


彩瀬作品はこれが3冊目。

一番好きでした。