乃南アサ著「チーム・オベリベリ」。

ブロ友さんおすすめ本。


横浜の共立女学校に学ぶ鈴木カネは、父や兄にならって聖書の教えを受け、勉学に励んでいた。

兄の銃太郎は、神学校で一緒だった渡辺勝、依田勉三と北海道開拓について考え始めている。彼らは勉三を中心に「晩成社」を興し、新天地へ向かう準備を進める。

女学校を卒業したカネは、渡辺勝と結婚、そしてオベリベリとよばれた帯広へ行くことを決意する。


未開の地帯広での苦難の日々。

冬の厳しい寒さやアイヌの人々との関係など、非常に分かりやすく描かれていました。

ここに描かれる晩成社や主な登場人物は実在していたという事で、今の北海道の礎を築いたのでしょうね…。

とにかく凄かった。

私になんてとうてい真似ができない。

昔の人は覚悟が違うと感じました。

そして主人公のカネの葛藤がひしひしと伝わってきて、その生き方に感銘を受けました。


久しぶりの乃南アサさん、読み応えがあり大満足の一冊でした。


それから、新年の新聞で。


まさしくその通り。
今年もたくさんの出会いがあるかと思うとわくわくします!