門井慶喜著「銀河鉄道の父」。
直木賞受賞作。
初読みの作家さん。
この本は、宮沢賢治の家族の物語です。
賢治の父、政次郎のあふれんばかりの愛情。
幼い頃賢治が赤痢にかかると、仕事そっちのけで、医師の反対を押し切り、自らつきっきりで看病。
進学した賢治からの金の無心にも進んで応じる。
そうやって、大人になった賢治をいつまでも気にかけるのです。
政次郎のこころの叫びがおかしかったです。
【われながら愛情をがまんできない。不介入に耐えられない。父親になることがこんなに弱い人間になることとは、若いころは夢にも思わなかった】
こうして賢治の要望に答えながら常に信じて背中を押し続けたからこそ、今も賢治が遺した物語が受け継がれているのですね。
物語の最後に「雨ニモマケズ」を政次郎が孫達に朗読するシーン。
一冊を通してこの親子を知ったので、胸に沁みました。
こちらは来年映画化されるそうです。
父政次郎⇒役所広司
賢治⇒菅田将暉
妹トシ⇒森七菜
菅田将暉君のあのヘアスタイルと減量の理由が分かりました。
花巻、一度だけ行きました。
宮沢賢治記念館と山猫軒。
とっても楽しかったし、当時小学生の息子も大喜びでした。
映画は花巻でも撮影が行われたようです
あの美しい景色がスクリーンで見れると思うと楽しみです。