村井理子著「兄の終い」。

初読みの作家さん。

以前新聞で紹介されていて気になっていた本。

ノンフィクション。


全く覚えのない022から始まる着信番号。

それは兄が亡くなった事を知らせる宮城県警塩釜警察署からの電話だった。

兄の死因は脳出血。

それを発見したのはまだ小学生の兄の息子だった。


作者の村井さんとお兄さんは両親が亡くなってから付き合いがありませんでした。

村井さんにしてみれば、さんざん迷惑ばかりかけ続けてきた兄。

最期の最期まで迷惑かけるのか!という感じだったでしょう。

血がつながってるからという理由だけでは許せない事、たくさんあります。

だけど、兄の元妻と一緒に兄の部屋を掃除しながら少しずつ気持ちに変化がみられました。

そうやって憎みながらもどこかほおっておけないその気持ちも分かりました。


仙台、多賀城、塩釜…何度も遊びに行った大好きな土地が出てきて、みんなとってもあったかい!

役所の人も学校も。

私も村井さんと同じことを感じたので、すごく嬉しかった。


最終的に、村井さんはお兄さんへの気持ちにも整理がついたようで良かったなと思いました。


村井さん、他にも気になる本があるので読んでみようと思います。


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