青山美智子著「赤と青とエスキース」。

連作短編集。


メルボルンに留学した女性。

日本にいた自分とは違う自分になれると信じていたのに、なかなか変われずに悶々とする日々。

そんな時に出会った男性と、メルボルンにいる間だけの期間限定のお付き合いが始まった。


別れが近付いた時、若手画家が描いた一枚のエスキースが奇跡を紡いでいく。


読みながら、何度も装丁をじっくりと見ることになりました。

赤と青。

額の模様と色合い。

この一枚の絵が物語を彩っていきます。


『赤鬼と青鬼』で、あ〜そうだったんだ!と感動し、『エピローグ』であちこちに仕掛けられた伏線が回収されました。

最後まで読んだらまた最初から読みました。


青山さん、「木曜日にはココアを」を読んで、毒がなさすぎて物足りない印象でした。

しかし、本書はとっても良かった。

胸が熱くなりました。

素晴らしかったです。