遠田潤子著「銀花の蔵」。

初読みの作家さん。


銀花の父は、老舗醤油蔵の長男だが、画家を目指していた。

母は可愛らしく料理上手だが、ある事情を抱えていた。

父方の祖父が亡くなり、醤油蔵を継ぐ為に、家族で引っ越すことになる。

初めて対面する祖母多鶴子と父の歳の離れた妹桜子。

醤油蔵には、座敷童がいて、その姿は当主にだけ見えるという言い伝えがあった。

その座敷童を銀花が見てしまった事で、全てが思わぬ方向へと動いていく。


銀花の人生を描いた大作でした。

これでもか!というくらい次々と銀花に襲いかかる苦難。

座敷童に隠された2つの真実に驚き。

とても濃すぎる内容でした。

銀花の堂々とした生き方が素晴らしかったです。

みなそれぞれに色んな事を抱え、それでも前を向いて生きていく。

そして今がある。


遠田さん、他の作品も読んでみたいと思います。