砥上裕將著「7.5グラムの奇跡」。


新人の視能訓練士の野宮が働き始めたのは、北見眼科医院。

そこには様々な眼の不調を訴える患者が診察に訪れる。

新人野宮は先輩の視能訓練士や看護師、そして北見医師に見守られながら少しずつ成長していく。

一人一人の患者としっかりコミュニケーションをとることが、原因不明の眼の病気を探すきっかけとなる事にも気付く。


一人の若者の成長物語でした。

定期的に眼科に行く私にとっては、なんとも辛い一冊でした。

だけど、眼科医だけでなく、視能訓練士の方もすごく頑張っておられるのだなと、この本を読んで気付かされました。

特にゴールドマン視野計は、ハンフリーと比べて私はラクだったのだけど、視能訓練士の方にとってはすごく大変な検査だったなんて。

次回から感謝しながら検査を受けたいと思いました。

そして毎日の点眼ももっと大事にしなくてはと引き締まる思いです。


作中の緑内障患者さんの言葉。

一生涯、目薬を決まった時間に差し続けるなんて、めんどくさいことは、慎重で正確で丁寧な生き方を志す人間にしかできません。


なんだか、心に刺さりました。