伊吹有喜著「なでし子物語」。
父を早くに亡くし、母に見捨てられた耀子は父方の祖父に引き取られる。
祖父の職場のおあんさんと呼ばれる未亡人の照子。
照子の亡き夫の腹違いの弟立海。
この三人が出会い、少しずつ人生が動き始める。
三人がそれぞれ辛い思いを抱えながら生きているのですが、そこから少しずつ脱却していく様が良かったです。
「どうして」ではなく「どうしたら」と考えて生きていくこと。
素敵な言葉だなと思いました。
グズで不潔だからといじめられていた耀子が、学力を身につけ、これからどんな女性に成長するのか楽しみな終わり方でした。
また、虚弱だった立海との関係性も気になります。
引き続き二作目も読んでみます。