大崎梢著「よっつ屋根の下」。

ブロ友キャンディさんがだいぶ前にレビューされていていつか読もうと思っていた本。


東京白金で暮らしていた4人家族。

医者である父の転勤という名の左遷に伴い、長男の史彰は千葉県銚子へ引っ越した。

お嬢様育ちの母と妹はついてこず、そのまま白金に残った。

家族4人それぞれの目線で物語は進んでいく。


最初はなんて勝手な母親なんだろうと、憤りを感じましたが、根深いトラウマのようなものがあるのが分かり、この母なりに仕方なかったのかなと…。

そんな家庭環境にあって、横道にそれず目標に向かって歩む兄妹は立派でした。

史彰の「飛び込んだ先で、誰かに出会うし何かをみつけるよ。それは飛びこまなきゃ出会えなかった人であり、物なんだ」という台詞には共感しました。

この史彰がとってもいい子なんですよね〜。


最終的に4人はバラバラになるけど、心は一つ。


あったかい物語でした。

大崎梢さん、本にまつわる小説しか読んだことなかったのですが、こういう小説も書かれるとは。

良かったです。