垣谷美雨著「もう別れてもいいですか」。


主人公は原田澄子58歳。

フルタイムのパートで働く田舎の主婦。

娘二人もそれぞれ独立し、夫婦二人暮らし。

夫はモラハラ男。

高校までのかつての親友が離婚したと聞き、自分もこの夫から解放されたいと離婚を考える澄子。

夫と一緒の空間にいるだけで、閉所恐怖症の症状が出るほど限界だった。


読みながら、共感できた箇所に付箋をはっていたら、付箋だらけになってしまいました。

私も夫から「俺の稼ぎで日がな一日ラクしていいよな」なんて何回言われたか。

作中何度も出てきますが、お金さえあればとっくに離婚してます。

5〜6年前、色々あって私自身が覚悟を決めた事と、夫自身大病してから、ガラッと変わりました。


小説内にもありましたが、生まれ変わっても夫と結婚したいなんて人、いったい世の中にどれくらいいるのでしょう。

私は結婚自体まっぴらごめんです。

何が何でも誰かと結婚しなくてはならないなら、それは100%夫以外の人です。

日本の構造そのものが、男性優位に出来上がってしまっている…というところも激しく頷きました。

私達も子供の頃からそういうふうに洗脳されてるんですね。

この物語、結末は垣谷さんらしく清々しかったです。