伊与原新著「八月の銀の雪」。

短編集。


表題作の「八月の銀の雪」。

就活がうまくいかない大学生。

心に残った箇所。

【人間の中身も、層構造のようなものだ。地球と同じように。硬い層があるかと思えば、その内側に脆い層。冷たい層を掘った先に、熱く煮えた層。(中略)だから、表面だけ見ていても、他人にはけっしてわからない。その人間にどんなことがあったのか。奥深くにどんなものを抱えているのか。】

その通りだなぁ、いつも私も他者をそんなふうに思ってた。

だから表面だけで全てその人を理解したと思っちゃいけない。


以前読んだ「月まで三キロ」も、とっても良くて。

今回のは、それを少しマイルドにした雰囲気もあって、より一人一人の内面を描いてあるような気がしました。


みんなそれぞれ、色んな気持ちを抱えながら、それでも頑張ってるんだなぁ。