白石一文著「私という運命について」。
たまに読みたくなる作家さん。
大手メーカーの総合職として働く冬木亜紀は、元カレ佐藤康の結婚式の招待状に出欠の返事を出しかねていた。
康との別離後、彼の母親から手紙を貰っていた事を思い出し、2年の月日を経てその手紙を読むのだが…。
福岡へ転勤し付き合った男の事、弟夫婦の事、そして結婚し海外赴任した康の近況…
ことあるごとに亜紀は、自身の運命とは何なのか考える。
もしあの時、あの選択をしていたら、傷付く人は少なかったのではないか?
こうはならなかったのではないか?
誰しもそう考える事はあると思います。
主人公の亜紀もそうした想いに苦しみながらも、その時の自分の気持ちを大切に生きていきます。
だけど、あまりにもつらすぎる展開に、どうか予想と違っていてほしいと祈らずにいられませんでした。
白石さんは福岡出身の作家さん。
今回も福岡が舞台のシーンがあり、情景を思い浮かべながら読む事ができました。