中山七里著「護られなかった者たちへ」。
福祉保険事務所の課長が、体を拘束され餓死した状態で発見された。
それからしばらくして、同じ状態で県議会議員の死体も見つかり、二人の接点からある男性が捜査上に浮かぶ。
ミステリー小説ですが、テーマは生活保護。
社会保障費の予算不足と、福祉保険事務所職員の行き過ぎた水際作戦がうんだ悲劇。
弱者を救うべき制度なのに、記入すべき書類は高齢者などにはとうてい書けないような緻密さ。
その反面、本来生活保護を受けないでも生活できるレベルの人が受給しているケースもあり。
生活保護受給者はどんどん増えていき、予算も潤沢ではなく。
とても深刻な問題だなと思いました。
そして後半になるまで予想していた犯人ではなくて、さすが中山七里さんだなと思いました。
こちら佐藤健さんで映画化。
もう上映は終わったのかな?
佐藤健さんや阿部寛さん、倍賞美津子さんを思い浮かべながら読み進めました。