藤岡陽子著「手のひらの音符」。
初読みの作家さん。
ブロ友さん達の評判が良かったので読んでみました。
45歳独身、デザイナーの水樹は、失業の危機に立たされていた。
そんな時、中高の同級生憲吾から二十数年ぶりに連絡を貰う。
かつての恩師が入院していることを聞き、お見舞いの為に久しぶりに帰省する。
あの頃、同じ団地に住んでいた幼馴染みの三兄弟の事を思い出しながら…。
前半はこれでもか!というくらいおきる不幸の連鎖に、胸が締め付けられ、絶望的な気持ちになりました。
だけど、後半、三兄弟の末っ子悠人と水樹の再会で、これまでの道のりが明らかになり、涙が出ました。
貧困であっても、賢くあった三兄弟の長男正浩の生き方を見ていた次男の信也が、障害のある悠人を守り抜き、信じてきた結果が報われて良かった。
水樹と信也の二人の未来もきっと素晴らしいものとなるようなそんな終わり方でした。