津村記久子著「サキの忘れ物」。

短編集。


どれも良かったけど、印象深かったのは「王国」。

幼稚園児のソノミはちょっと変な奴ってみんなに思われている。

でも、ソノミの考えを否定せず聞いてくれる子が見つかった。

お天気の良い日、目にアメーバ?みたいなのうつりませんか?

上から下へ移動して、目を上げるとまた上から下へ…。

それをソノミはデリラと名付ける。

ここに目をつけて物語をふくらませるって、津村さんすごいなぁと思う。


「喫茶店の周波数」は、比較的静かめな喫茶店で、隣に座る人達の会話を聞きたい欲望。

喫茶店で主人公の隣りに座った二人組の女性は、「とにかくうちに帰ります」収録の『職場の作法』に登場した人達だよなぁ。


いつだったか、少し離れた席に座っていた、若い女性二人組の片方が、お冷をもう一人の女性の頭にぶっかけて、出ていったのを目撃したけど。

何だったのかなぁ。

お隣だったら二人のストーリーが聞こえてきたかもしれないな。


「真夜中をさまようゲームブック」

何度も本を閉じるになり、やっと(了)。

こんなの書けるのも凄い。


どこにでもある日常を興味深く掘り下げる。

津村さんお得意ですね。

津村作品、まだ数冊しか読んでないので、少しずつ読んでいきたい。


しかし、読みたすぎる本がたくさんあって、全然時間が足りない

先日、仕事で少し嫌な事があって、辞めようかな、そしたら一日中読書できるじゃん!って思ってしまった。

でも今月から時給upするし、もうちょっと続けてみようと思う。