高瀬隼子著「水たまりで息をする」。

芥川賞候補作だったので、読みたいと思っていた作品。


衣津実は、夫が風呂に入っていない事に気付く。

その事を夫に確認すると、今後風呂には入らない事にしたという返事。

日に日に臭くなる夫。

風呂に入るよう強くは言えない衣津実。


そのうち、義母の元へ夫の会社から連絡があり、いったいどうしたのかと責められる。

夫は、雨の日はずぶぬれになり体の汚れを洗い流すようになる。

夫婦は仕事を辞め、衣津実の祖母がかつて住んでいた山奥の川の近くへ移住するのだが…


風呂に入らなくなった夫は、何か病んでいたのかなと思う。

私なら、風呂場へ連れて行き、どんなに嫌がってもガシガシ洗うだろうなと思った。

こんなにも臭かったら、職場でも問題になるし、まず汚すぎて同じ空間にはいれない。

そして病院にも連れて行きますよね。


結末は、これしかないだろうなという感じがした。

デビュー作「犬のかたちをしているもの」と同様、なんだか気になる作家さんだなという印象。 

次回作を待ちたい。