池永陽著「コンビニ・ララバイ」。
初読みの作家さん。
積読本から。
かなり前に出版された本。
小さな町のこじんまりとしたコンビニ、ミユキマートのオーナー幹郎は、妻子を事故で亡くし後悔の日々を送っていた。
店には悩みや悲しみを抱えた人が集まってくる。
一番安価な焼きそば弁当を買いに来るホームレス。
万引きを繰り返す女子高校生。
借金を抱えた水商売の女…などなど。
その一人一人に寄り添う幹郎。
いつしかそれぞれが迷いながらも答えを見つけていく。
そして幹郎も。
温かいストーリーでした。
ですが、ただ温かいだけではなく、登場人物はみな何らかの暗いものを抱えている。
毒も棘もある。
だからこそ、ミユキマートの温かさが身にしみる。
こんなコンビニあったらいいな…。